足立区綾瀬 突発性難聴
2019-04-03 [記事URL]
生活の質にも影響する突発性難聴
突発性難聴とは、その名が示す通り突然発症する難聴のことで、例えば起床した時に発症しているような感じです。
治療を受けている人は年間で約35,000人と推定されていて、男女差はほとんどなくて30~60歳代の方が中心で発症が見られます。
原因については現段階では明確になっていませんが、内耳のウイルス感染・循環障害・日常生活上のストレスなどが関与していると考えられているのです。
ウイルス感染説ですが、これは約7%が片側の高度難聴をきたす流行性耳下腺炎の病原菌に感染したが症状が現れていない状態であるとする報告があるからです。
ただし、ほとんどのケースでは原因となるウイルスを特定するまでには至っていません。
内耳循環障害説は、耳の奥の聴力と平衡を司る内耳にある血管が、けいれんしたり塞がったりすることにより症状が発生するというものです。
しかし若年層に発症したり多くが再発していなかったりする事実を、この説ではうまく説明することができません。
ストレスとの関係ですが、肉体的・精神的ストレスが引き金になって発症していると考えられているのです。
ストレスを受けることで交感神経が活発になり血管が収縮しますが、血管が収縮すると内耳は血流不足になって、酸素など必要な成分が十分に内耳に供給されません。
それにより内耳機能が悪影響を受けて発症すると考えられていますし、ストレスで内耳障害を引き起こす可能性があるウイルスが再活性する可能性も指摘されているのです。
ただストレスと言っても、残業・睡眠不足・人間関係など様々な要素がありますし、ストレス自体の度合いを数値で明確にできないため、発症とストレスの関係を明確にできないと言えます。
突発性難聴の症状は、先にも触れましたが健康で耳の病気がない人が、突然耳が聞こえなくなるもので、付随する形で耳鳴りやめまいを併発することもあるのです。
難聴の症状は、通常左右いずれか片側のみで、再発することはほとんどありませんし、発症から治療開始までの間に難聴の度合いに変動は見られません。
内耳には聞こえを担当する蝸牛と身体の平衡感覚を感知する三半規管・前庭が存在しているのです。
聞こえに関係する神経系の異常興奮で耳鳴りが発生するので、難聴と一緒に耳鳴りを自覚することがあります。
また三半規管・前庭・前庭神経にも影響が広がるため、回転性または浮動性のめまいを生じますし、症状としてめまいがある方は重症度は高いです。
突発性難聴の治療ですが、発症後1週間以内に治療を開始することが重要になります。
最も多い治療はステロイドホルモン剤の投与ですが、血管拡張剤を用いるケースもあるのです。
これらの治療でも改善がみられない場合には、高圧酸素療法・ステロイドホルモン剤の鼓室内投与・星状神経節ブロックなどの追加治療として検討されます。
ただ治療を実施しても後遺症なく完治する方は3分の1程度で、発症時より難聴が改善するが元には戻らない方が3分の1程度、治療に反応しない方が3分の1程度です。
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