綾瀬 足底腱膜炎
2017-02-20
足裏の筋膜に炎症が起こって発症する足底腱膜炎
足裏の筋膜に炎症が起こって足裏の痛みが発生している場合は、足底筋膜炎の疑いがあるので、どのような原因で発症するのか、どのような症状が起こるのか知っておく必要があります。
また、正しい対処と治療を実施しないと悪化してしまう可能性があるので、どのような治療法があるのかも合わせて知っておくことです。
いくつかの骨が前後方向と横方向にできるアーチ状の構造に人間の足はなっていて、歩行する時や起立する時の衝撃を吸収しています。
このアーチを支えているのが足底筋膜という膜状の腱組織で、細かい断裂が組織に生じてしまうと炎症が起こって足底筋膜炎になります。
これは人間が直立二足歩行をするようになったことで、足のアーチが常にピンと弓に張られた弦のように緊張するためで、それにより足にかかる過剰な負荷が原因で足にダメージを負ってしまうのです。
つまり発症する原因は、このように繰り返しかる負荷で足底筋膜に細かい断裂が起こることで、特にスポーツなどで頻繁に負荷がかかる人や肥満などで足に負荷がかかる人は注意が必要です。
主な症状としては、歩行時に足の裏に痛みが起こりますし、走ったり跳ねたりするとさらに強い痛みが起こります。
また痛みが発生しやすい部分は、かかとの前方部分、中央部の土踏まず部分、かかとから遠い足底筋膜の順に起こりやすいです。
基本的な治療は、何といっても休息と安静が一番で、無理をして歩行や運動を重ねてしまうと、炎症が悪化して足底筋膜のダメージが回復しないままになってしまう可能性があります。
つまり、無理に運動を継続するのではなく、とにかく一度足をしっかりと休ませるが重要なポイントになります。
しっかりと足を休ませたけど強い痛みが生じたり、症状の軽快に時間がかかったりする時には、様々な保存療法が用いられます。
足底筋膜をサポートするようなインソールなどの装具を着けることで足底筋膜の炎症を軽減させる装具療法があります。
取り外しが簡単にできるので楽にできる治療法として頻繁に用いられています。
超音波エコーを痛いところに当て焦点を確認しながら衝撃波を患部に照射する体外衝撃波治療というのもあります。
これは難治性に対して行われる治療法で、手術をしなくても除痛が可能な方法として高い評価を得ています。
透過性のよい近赤外線の波長による温熱効果で血流を促進させて組織の修復を促すキセノン光治療といのもあります。
その他痛みに対する対処法として、湿布や塗り薬などの外用薬を用いることもあります。
これは、痛みが継続して続くことで日常生活に支障をきたしてしまうので、痛みを緩和することで生活の質を落とさないようにするものです。
ただ効果については個人差が大きいです。
足底筋膜部分にステロイドの局所注射をすることで、痛みを和らげる治療法もあります。
こうした保存的治療を継続しても長期間改善が見られない場合には、非常に稀ですが手術が検討されるケースもあります。
このような病院での治療以外に、整体や整骨院での治療も検討してみると良いです。
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