足立区綾瀬 坐骨神経痛しびれの原因
2018-12-03
坐骨神経痛しびれの原因となる主な疾患は
腰のあたりから足の爪先まで伸びている坐骨神経は、人体のなかで最も太くて長い末梢神経です。
この坐骨神経が何らかの要因で圧迫されるなどの刺激を受けると、腰・腎部・太もも・ふくらはぎ・足の先などにしびれや痛みが生じます。
このように鋭く電気が走ったような痛みや、ピリビリとしたしびれ、また強く張っている感じなどの症状を引き起こすのが坐骨神経痛です。
ただ症状を引き起こす原因がはっきりと特定できる場合には症状のひとつとして扱われますし、検査をしても原因が見当たらない場合には病名となります。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの疾患で症状が起こっている時には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が病名になって、坐骨神経痛しびれが症状ということになるのです。
実際、原因の疾患が比較的見つかりやすいために、病名ではなく症状として扱われることが多くて、坐骨神経が圧迫される原因が分からないことによって生じる神経痛を総称して坐骨神経痛と言います。
坐骨神経痛しびれの原因となる主な疾患としては、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・変形性腰椎症などがあります。
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨を構成する椎体と椎体の間で、クッションの働きをする椎間板という軟骨が、はみだしたり飛びだしたりして神経を圧迫する疾患です。
中腰や前かがみなど同じ姿勢を長時間続けたり、急に重たいものを持ち上げたりすることで発症する危険性があります。
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨の中央にあって馬尾神経が通っている脊柱管が狭くなる疾患で発症するのです。
発症すると馬尾神経が圧迫されるので、腰の痛みや足のしびれなどの症状を引き起こします。
ちなみに、先天的な原因の場合もありますが、多くは加齢で腰椎が変化して脊柱管が狭くなってしまうために起こるのです。
変形性腰椎症とは、腰椎の形が変形して神経を圧迫して腰に痛みや足のしびれを引き起こす疾患で、加齢・同じ姿勢を長時間続ける・運動などで腰に過度の負担をかけることが原因としてあげられます。
また、脊柱管狭窄・腰椎分離症やすべり症・梨状筋症候群・外傷による圧迫・帯状疱疹・カリエス・腫瘍・糖尿病・アルコール依存症・喫煙・ストレスなども原因としてあるのです。
坐骨神経痛しびれを改善するには、なるべく重いものをもたない、長時間同じ姿勢をとらない、激しい運動はさける、肥満を改善するなどがあります。
また、安静にする、腰周辺の筋力をつけるなども改善対策としてあげられますし、ホットパックを利用したり温浴したりして患部を温めると痛みが和らぐこともあるのです。
ただ原因となる疾患で改善法は違いますし、間違った改善法で悪化する危険性もあって、悪化すると歩行が困難になる、座っていられない、排泄障害など重篤な症状を引き起こすものもあります。
ですから、原因を正しく早期発見して治療することがとても大切です。
また激しく痛む、安静にしていても痛い、日々痛みが増してくる、発症から1週間以上経っても痛みやしびれが続く、下肢に力が入らないなどといった症状がみられる時は、病院を受診して検査をしてもらいましょう。
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※あくまで健康情報であり、内容について保証するものではありません。