足立区綾瀬 脛骨過労性骨膜炎
2018-10-01
脛骨過労性骨膜炎を引き起こす骨の歪み
ふくらはぎの筋肉のヒラメ筋、その奥にある後脛骨筋や長指屈筋などの筋肉は、膝から下の後ろ側に位置する筋肉で、つま先立ちをする、地面を蹴る時などに収縮する筋肉です。
すねの骨の内側にこれらの筋肉はくっついていて、ランニングやジャンプの過剰な繰り返しや、つま先立ちを持続することで下腿後側筋は収縮します。
そして、すねにくっつく部分に繰り返し強い牽引力がかかって、骨の表面を覆う骨膜に炎症を引き起こすのです。
このように運動のやり過ぎなどで生じる痛みの代表的な疾患が脛骨過労性骨膜炎で、シンスプリントと呼ばれることもあります。
特にアスファルトなどの硬い地面や床面で走ったり、ジャンプをしたりすることで一層骨膜炎になりやすいといわれているのです。
また痛みを誘発した状態で競技を継続していると、すねに付着する部分で筋肉や骨膜の微細断裂を起こして、痛みなく競技をおこなえるまで時間がかかることがあります。
ちなみに片足から起こることが多いのですが、痛みを感じる足をかばうことでもう片方の足にも負荷がかかって、両方の足が痛くなる方は全体の約45%もいるのです。
正常な足の状態ではアキレス腱から踵にかけてのラインはほぼ真っすぐと言えるのですが、そのアキレス腱のラインより踵が外側に捻じれている状態が回内足です。
この回内足の状態になると、地面に着地した際にヒラメ筋が緊張しやすくなって、ヒラメ筋の付着部である脛骨の骨膜をひっぱり脛骨過労性骨膜炎を起こりやすくなります。
このように骨に歪みが起きてくると筋肉は余分に緊張するようになって、そうした緊張状態でスポーツを行うと様々なスポーツ障害を起こしやすくなるのです。
脛骨過労性骨膜炎などのスポーツ障害を起こしやすくなる骨の歪みには、どのようなものがあるのかというと、先にも触れましたがアキレス腱のラインより踵が外側に捻じられている状態の回内足があります。
また土踏まずがない状態の偏平足は、足が地面に着地した時に衝撃を吸収する役割の足のアーチがなくなっているので、足の筋肉に負担がかかってスポーツ障害を起こす要因になるのです。
それからQアングルが男性では10度、女性では15度より大きくなると膝蓋骨が不安定になって、不安定な状態の代償として下腿の筋肉は緊張状態になります。
そうした筋肉が緊張状態でスポーツを続けることで起こりやすくなるのです。
ちなみにQアングルと言うのは、骨盤の骨にある上前腸骨棘と膝蓋骨中央を結んだ線と、膝蓋骨の中央とすねの骨にある脛骨粗面を結んだ線がなす角度です。
大腿骨と脛骨が作る角度のことを大腿脛骨角といって、正常な状態では176度と言われていて、180度を超えると内反膝、逆に176度より小さいものを外反膝と言います。
本来骨の位置が正常な位置にあると骨に付着する筋肉は最小限の筋量で運動することができるのですが、骨が正常な位置にないと筋肉が常に緊張状態になって、必要以上の筋量を使うためスポーツ障害を起こすのです。
ですから、この内反膝・外反膝といった大腿脛骨角の異常が要因になることもあります。
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