足立区綾瀬 すべり症の発症
2018-09-01
10代の成長期にはすべり症の発症に注意を
ケガや疲労骨折で腰椎が分離してしまった状態から、さらに腰椎がずれてしまった症状を腰椎分離すべり症と言います。
その関係性からセットで考えられることが多いですが、実際にはそれぞれ別の病名となるのです。
骨折などのケガや疲労骨折をして腰椎が分離すると、腰に痛みが走りますが1~2週間程度で痛みは消えますし、ある程度動けるようになります。
この時に腰椎の骨が何らかの要因によりくっつかずに分離したまま完治してしまうと、偽関節と呼ばれる状態になって腰椎分離症を発症するのです。
腰椎分離症になると腰を捻ったり、前屈・後屈の姿勢をとったりすると腰に痛みや違和感を覚えますが、日常生活ではあまり痛みを感じないという人も多くいます。
その為、腰椎分離症になったことに気づきにくいですし、発症したことを自覚していない人も多いのです。
しかし腰椎が分離した状態でスポーツや長時間の立ち仕事、腰をひねる動作をするとすべり症を併発することがあって、併発すると神経が圧迫されて下肢痛や慢性的な腰痛をわずらいやすくなります。
腰を上下左右に揺らすと痛い、スポーツをすると腰痛が酷くなる、腰に違和感がある、腰を叩くと内側から痛む、歩くと下肢痛が出やすいなどの症状があるのなら発症を疑う必要があるのです。
また、ジャンプすると腰が痛む、長時間の動作で腰が痛むなどの症状が当てはまる人も、発症している可能性があるので、一度病院で検査を受けることをおすすめします。
スポーツ選手ほど発症しやすいですし、特に10代の成長期は骨がまだ固まっていなくて大人と比較して柔らかいので注意が必要です。
また子供の骨はコラーゲンや水分を多量に含んでいるため変形しやすくて、激しい運動などにより腰椎にダメージを負うと、完全には折れずに少し曲がったり亀裂が入ったりします。
その状態を放置して成長して大人になり骨が固まると、少しの衝撃で折れやすくなり発症しやすくなるのです。
それから姿勢の悪さが引き起こす原因になることもあって、背骨に負担のかかる悪姿勢を長く継続していると次第に腰椎がずれてすべりを引き起こします。
ただし良い姿勢をキープしていればすべりを起こさないのかと言うと、歩く・ジャンプする・スポーツするといった動作で負担がかかるので、そうとも言い切れないのです。
治療法としては保存療法が効果的で、鎮痛剤を服用しながら様々な角度から治療していきます。
ただし保存療法で効果が見られない時や、早急に処置が必要であると医師が判断した場合には外科的手術が検討されるのです。
手術の方法としては固定式と非固定式の2種類があって、近年の傾向では非固定式を推奨する病院が多くて、それは固定式よりも患者への負担が小さいからです。
すべり症を起こした場合には、再発を予防するために筋肉を強化して腰をカバーしなければなりません。
おすすめの筋トレ法は体幹バランストレーニングで、一般的な筋トレと違って激しい動作をしないため、療養中でも無理なくできます。
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