綾瀬 変形性膝関節症
2017-02-27
早期に治療を受けることが変形性膝関節症では大切
膝の関節の軟骨が傷つくことで炎症が発生し痛みが生じる病気が変形性膝関節症で、やがて動かした時の衝撃が吸収できなくなって強い痛みを生じます。
一般的な膝の痛みのほとんどの原因と言われていて、50歳代以上の男女特に女性に多くみられ、60歳代の女性の約40%、70歳代の女性の約70%が発症していると言われています。
発症して痛みがあることで歩かなくなり、膝を守る足の筋肉が衰えさらに膝に負担がかかるといった悪循環に陥ることが多いので、早期に治療を受けることが大切です。
主な症状は、痛み・腫れ・動きづらくなるで、最初は立ち上がる時や歩き始める時など、膝に体重がかかる時に痛むことが多いです。
少し進行すると階段の昇降時や正座した時など、特別な動作をした時でも痛みが生じるようになり、さらに進むと安静時でも痛みがとれないことがあります。
関節に炎症が発生するため膝のお皿周辺に水が溜まったり、膝が腫れたりして痛みが生じますし、膝を動かしにくくなります。
そして、正座やしゃがむなど膝を曲げる動作が難しくなって、膝を伸ばすことも難しくなります。
また、歩き始める時に体が横にぶれることもあります。
発症する原因については、現段階でははっきり分かっていませんが、長い期間膝に負担がかかったことで、膝の関節でクッション的な役割を果たす軟骨が傷がつくことが原因と考えられています。
その為、加齢や太りすぎが原因になると言えますし、運動不足により足の筋肉が衰えてくることも膝に大きな負担をかけることになるので原因として考えられます。
また猫背など悪い姿勢で歩くと普通の姿勢より膝への負担が大きくなりますし、日本人に多いO脚で膝の内側に体重がかかり内側の軟骨が傷つき痛みを発症することも原因につながります。
それから明確に言えることではありませんが、女性に多く発症することからホルモンバランスも影響していると考えられています。
軟骨が壊れ痛みが起こる病気で、一度壊れると軟骨のほとんどは元のように戻ることはないので、治療としては理学療法・保存療法・手術療法が行われます。
理学療法としては、原因となる生活習慣の改善をすることで、膝に負担がかかる動作の回避があります。
また入浴による温熱療法や生活様式を和式から洋式に変更すると言ったことも行われます。
保存療法の運動療法では、膝を守る大腿四頭筋・ハムストリングス・下腿三頭筋など関節周囲の筋肉を、筋力トレーニングや関節の運動・ストレッチなどで衰えを軽減して進行を遅らせます。
装具療法では、装具を装着することで膝への負担を軽減するもので、市販されていますが専門医の指導の下で使用する方が良いです。
関節内注射や痛み止めの飲み薬・外用薬による薬物療法もあって、こうした治療では効果が得られない場合や炎症・関節が変形の進行状況によっては外科手術も検討されます。
このような病院での治療以外にも痛みを軽減する方法として、整体や整骨院での治療もあります。
軟骨は元のように戻ることはないので、変形性膝関節症では症状の進行を遅らせたり痛みを軽減したりすることは大事な治療になります。
綾瀬 変形性膝関節症なら、田中カイロプラクティックセンター綾瀬整体院にお任せください。