綾瀬 アキレス腱炎の発症
2017-08-15
踵周辺に痛みがアキレス腱炎の発症によることも考えられる
キレス腱はふくらはぎの筋肉と踵をつないでいて、この腱を使ってジャンプ・歩く・走る・母指球で立つなどができます。
その為、踵周辺に痛みが生じていると思っていたたら、実はアキレス腱の痛みであったというケースもあります。
走ったりジャンプしたりするなどの衝撃が繰り返されることで、アキレス腱に炎症を起こすこともあるというのを知っておく必要があります。
また、こうしたアキレス腱の痛みを起こす主なものとしては、アキレス腱の炎症であるアキレス腱炎と、アキレス腱を覆うパラテノンという組織に炎症が起きるアキレス腱周囲炎というのがあります。
ただ、明確な区別をしにくい症状なので、治療や予防についても同じ扱いになると考えても大丈夫です。
発症する主な原因として考えられることは、スポーツやレジャーなどでアキレス腱に過度の負担を掛けることです。
特に山登りや傾斜地でのトレーニングで発生頻度が高いですし、普段運動をしない人や日常的に運動をしていてもアキレス腱の柔軟性が低い人は発生しやすいです。
このように、アキレス腱の伸張能力の限界に範囲で動作を繰り返すことにより炎症を起こすと考えられます。
主な症状は、アキレス腱部の圧痛・運動痛・腫脹などで、アキレス腱を動かすとギシギシきしむような音がする握雪音もみられます。
特に、アキレス腱を伸張したり傾斜地の歩行したりすることで疼痛が増強すると言った特徴があります。
ちなみに、腫脹の程度はアキレス腱周囲炎の方が強くでる可能性があります。
アキレス腱炎の主な治療としては、痛みや炎症がなくなるまでは、基本的に患部を安静な状態に保ちます。
一般的には約3週間程度の安静が必要と言われていますが、慢性化した場合には3ヶ月以上の安静を要する可能性もあります。
炎症の初期段階で熱感や腫脹と言った症状を伴う場合には、アイシングや冷湿布、消炎剤の塗布などで患部を冷やすのが有効です。
また症状の強い場合には、包帯やヒールウエッジなどで踵を少し高くした状態で固定する尖足位固定を施行します。
このように踵を高くするとアキレス腱の緊張が緩和して疼痛を和らげる効果があります。
ある程度炎症が鎮まったら、温熱療法・ストレッチ・マッサージなどにより、アキレス腱の代謝と柔軟性の向上をはかる対策が実施されます。
また、アキレス腱の柔軟性を高めるストレッチを習慣付けることや、運動前のウォーミングアップをしっかり行うことは、再発予防のために大切なことなので理解しておく必要があります。
それから運動時に使用する靴にインソールやウエッジソールなどを使用してアライメントの補正を実施することも有効になります。
ただし、これらのことを行う際には、必ず医師と相談して指示に従うようにすることも大事で、そうすれば予後は比較的良好になります。
しかし、慢性化してアキレス腱やパラテノンの変性が起こっている場合は、変性部分を除去する手術などが回復を早めるために施行される可能性もあります。
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