綾瀬 シンスプリントの理解
2017-08-01
シンスプリントは正しい原因を認識することが大事
陸上の短距離や長距離・サッカー・バスケットボール・バレーボールなど、ダッシュやジャンプを繰り返すことが多いスポーツで発症することがあるのがシンスプリントです。
すねの内側の中央から下3分の1の部分に痛みが起こることが多いのですが、実際はスネのどこでも痛くなる可能性があります。
発症した初期段階では、走ったりジャンプしたりすると痛みを感じますし、長時間練習をしていると徐々に痛くなってきます。
また、患部を指で押すと痛いのですが、少し休むと痛みがなくなるので、大丈夫と思い走るなどしたらすぐに痛みが戻ってしまいます。
症状が進行すると何もしていない時でも痛かったり、骨がギシギシときしんで疲労骨折を起こしたりすることがあります。
また、すねが腫れていて軽く触れるだけでも激痛を感じてしまいます。
発症する原因は、一般的に使いすぎやケア不足、筋力不足などと考えられていて、スポーツを始めて間もない人が発症しやすいことから初心者病とも言われます。
ただ、同じ環境で同じ練習をしていても、発症する人としない人がいることを考えると、一概に初心者病とは言えないです。
また、なかなか改善しない理由として、正しい原因を理解していないということも考えられるのです。
では、本当の原因とは何なのかというと、骨膜を引っ張っている筋肉なのです。
すねの骨周囲には様々な筋肉があって骨膜に付着しているのですが、走ったりジャンプしたりする度に筋肉が収縮して筋肉に付着している骨膜が引っ張られます。
また、体が硬く緊張を起こしている筋肉の人は、余計に筋肉の引っ張りが強くなって、骨膜に大きな負担がかかるため炎症が起こってシンスプリントになるのです。
つまり、使いすぎ・ケア不足・筋力不足なども関係してきますが、硬くなっている筋肉が根本原因なので、筋肉を柔軟にしない限り改善されないのです。
このことをしっかりと理解すると共に、適切な治療方法で根本原因を改善することが最も重要なことなのです。
整体院や整骨院で行われる具体的な治療方法としては、まずは痛みのある患部周辺の筋肉を柔軟にしていきます。
また、すねの筋肉は足の裏に繋がっている筋肉が多いので、アキレス腱・足首・足裏の筋肉も柔軟にしないと、痛みがとれなかったり再発したりしてしまいます。
その為、アキレス腱や足首など含めて全身の筋肉を柔軟にする施術を行って、再発をしづらい状況を作るのです。
痛みが軽減してきたらセルフケアについても指導してくれる治療院が多いですし、必要に応じて練習環境・練習方法・靴・姿勢などについての具体的なアドバイスもしてくれます。
また、今まで筋肉が硬くなっていたことで起きていた動きの制限やクセなどの修正もしていきます。
このように根本原因を正しく理解して、正しく治療していくと必ず回復できる症状です。
そのことを考えると何らかの症状を感じる時には、整体院や整骨院を受診してみることを検討するのもひとつの選択肢と言えます。
綾瀬 シンスプリントの理解なら、田中カイロプラクティックセンター綾瀬整体院にお任せください。