綾瀬 神経障害のモートン病
2017-07-27
モートン病は足のアーチ構造が崩れて発症する
足のアーチ構造が崩れて発症する神経障害の一種がモートン病で、足の裏のしびれ感や痛みが多くみられることから、坐骨神経痛による足の痛みや痺れと勘違いされやすいです。
人によって違いはありますが、足裏の第3~4足指間または第2~3足指間に起こりやすくて、疼痛・痺れ・灼熱感など様々な神経症状が起こります。
発症する主な原因としては、中腰の作業やハイヒールの常用などにより、つま先立ちをする姿勢が長時間続くことで、足の裏の前あたりに繰り返し衝撃がかかり炎症して神経が圧迫されるためです。
また、自分の足に合わない靴や指先を地面に着けない歩き方などで、横アーチが潰れてバランスが崩れるとアーチ部分の衝撃の吸収できにくくなって、指神経が圧迫され発症するのです。
ちなみに発症しやすい人は、生まれつきの足の裏の土踏まずが低下している人、足幅が窮屈な足に合ってない靴を履いてる人、ヒールを常に履く人、つま先立ちの姿勢が多い人などです。
それからアスファルトや硬い床でスポーツをする人や、老化により骨や関節が劣化している高齢の人も発症しやすい人と言えます。
主な症状としては、足指間部に広がる痛みと痺れが特徴で、中足骨頭間の圧痛がみられますし患部が腫れる症状もよく見られます。
また、足の指先の感覚が鈍くなったり、麻痺などの知覚障害を起こしたりするケースもあります。
そして重症になると歩くことが困難になるほどの疼痛が起こってしまいますし、神経が腫れてコブのようになる神経腫ができることもあります。
モートン病に対する病院での治療は、基本的に3段階に分かれています。
1段階目としては靴の指導や中敷・インソール・足底版を使用する治療が実施され、2段階目として局所麻酔や投薬による痛みの緩和が行われます。
そして1段階目と2段階目の経過を見て改善の効果がない場合には、3段階目として手術をすることになります。
病院以外の整体院や整骨院でも治療を受けることができて、まずは原因となる足の横アーチを正常に戻す施術が実施されます。
また、足の指に痛みや痺れのある時には、直接足の指から軽い刺激を送って痛み・痺れを軽減するような治療をして、足底の固くなっている筋肉を緩めていきます。
ただ、先にも触れましたが坐骨神経が圧迫されて、足の甲や裏に痛み・痺れが起こっている場合もあるので、その点についてはきちんと調べる必要があります。
モートン病は、適切な治療ができれば早期改善が見込める病気なので、できるだけ早い段階で病院や整体院・整骨院で治療を受けることが大事です。
逆に、治療せずに症状が長く続いてしまうと、神経自体が損傷を受けて慢性化して回復が遅くなる傾向にあるので注意が必要です。
それから予防として心がけることは、自分の足に合った靴を履いて横アーチを崩さないようにすることです。
また、つま先立ちや中腰になる姿勢を長時間続けたり、ランニングを続けたりしないことも予防につながります。
それから加齢で筋肉が弱ったり緩んだりしているとなりやすいので、ストレッチや適度な運動で横アーチを保つことです。
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