綾瀬 変形性膝関節症の主な症状
2017-05-01
変形性膝関節症は、中高年に多く見られる膝の病気です。
【変形性膝関節症について】
最近膝がなんだか痛い、と感じている場合は、「変形性膝関節症」を疑いましょう。
命にかかわる病気ではないものの、日常生活の質を落としてまう要因になるため、早めの対策が必要です。
また変形性膝関節症は、運動や日常生活、癖や姿勢を工夫することで、しっかり対処することが出来ます。
そのためにも、変形性膝関節症の原因や治療法、予防法などをこの機会によく理解しておくようにしてください。
・変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は、膝が痛くなる病気です。
私達の膝は、骨と骨が直接こすりあわないよう、骨の表面を関節軟骨というクッション性の高い素材でおおわれています。
関節軟骨のおかげで、膝はあらゆる動きに対応し、スムーズな歩行を可能にしています。
しかし、加齢や肥満、外傷などさまざまな原因からその負担に耐えることができず、次第に関節軟骨が変形したり、すりへったりします。
その結果、硬い骨と骨が直接ぶつかり合い、骨自体が変形し、神経を傷つけたりすることで、さまざまな痛みが現れるようになります。
【変形性膝関節症の主な症状は?】
程度により変形性膝関節症の症状は個々で異なりますが、代表的な症状を紹介します。
・歩きはじめに膝にこわばりがある
・走ると膝が痛い
(歩くだけでも痛くなると症状が重い)
・階段の上り下りで痛い
・膝が腫れている
(関節液や血液がたまっている状態)
・膝がなんだかO脚になっているような気がする
(老化による骨の変形)
・膝がまがりにくく正座できない
・膝がまっすぐに伸びない、伸ばせない
・歩くと膝周辺からギシギシ音がなる
・立ち上がるまでに時間がかかる(5分ほど)
変形性膝関節症は、動かした時に痛みを感じる(可動痛)が主な特徴。
ただ、安静にしていると次第に症状が和らぐため、初期で対処するのが遅れるのが一般的。
症状が進むと、安静にしていても痛みが取れるのに時間がかかります。
一方、安静時でも痛みを感じる場合は、慢性関節リウマチの可能性が高いので、まずは、詳しい検査を受けましょう。
【変形性膝関節症になりやすいのは?】
男性に比べて、中高年女性に多くみられます。
中でも閉経を迎える50歳前後で、女性ホルモンの低下により骨密度が著しく低下することも原因とされています。
またその時期、体重の増加による膝への負担、筋力の低下等が要因となり、症状が一気に悪化する傾向にあるため注意が必要です。
【変形性膝関節症の予防】
一度磨り減り、変形した関節軟骨を元通りに戻す事はできませんが、変形性膝関節症の症状や原因などをしっかり把握することで、上手につきあっていくことは可能です。
・膝に負担をかけない
まず大事なのが、膝に無理をしない、という意識を持つことです。
例えば、正座を控える、階段の上り下りを避ける、手すりなどを上手に活用する、洋式トイレにする、重い荷物は持たない、などの方法があります。
さらに、膝に無理をした場合は、しっかりケアする、膝を冷やさない、肥満を改善する、などの対策も不可欠。
ただ、安静にしすぎてしまうと筋肉が固まり、質が低下してしまうので、適度に動かすことも大事です。
・プロの力を活用する
整骨院や整体院など骨のスペシャリストの力を上手に活用することで、症状の悪化を防ぐ事は大いに期待できます。
・ストレッチや運動
変形性膝関節症の予防に備え、早めの運動やストレッチを取り入れるのもおススメです。
簡単にできる方法が、太ももの筋力アップ。
スクワットやウォーキング、などは、運動が苦手な方でもすぐに出来る方法なので、若いうちからスタートするようにしましょう。
運動後は必ずマッサージやストレッチで、入念に筋肉をほぐすなどのケアが必要です。
変形性膝関節症に対する意識を高めることでいつまでも若く元気な健康が維持できますよ。
無理をしない程度に早速実践してください。
綾瀬 変形性膝関節症の主な症状なら、田中カイロプラクティックセンター綾瀬整体院にお任せください。