足立区綾瀬 肩関節周囲炎
2019-01-08
肩関節周囲炎の病期における症状とリハビリ
40歳代や50歳代を中心に多発する肩関節に痛みと運動制限をもたらす疾患の総称が肩関節周囲炎ですが、俗に四十肩・五十肩と呼ばれているので、それと同義語的に解釈すると良いです。
そのまま放置していても自然に治ることもありますが、自己判断で放置したり不適切な運動をしたりすると、症状が悪化したり回復が長引いたりするケースがあります。
このように必ず治るとは限りませんし、辛い症状を長期間我慢するのも大変なので、できる限り早期に受診して適切な治療を受けることが大切です。
発症のプロセスについては現段階では明らか担っていませんが、肩周囲の筋肉・腱・靭帯・関節包・滑液包などの組織が、加齢などによって炎症を生じることが要因と考えられています。
発症に伴う主な症状は、肩周囲の痛みと動きの低下で、特に結髪・結滞・更衣などの日常生活動作が障害されますし、就寝時に痛みを生じる夜間痛も特徴です。
肩関節周囲炎の病期は炎症期・拘縮期・回復期の3つに分類されて、それぞれの時期で症状も異なります。
痛みがとても強い時期の炎症期は、明らかなきっかけもなく急速に強い痛みが生じて、多くは安静時痛・夜間痛を伴うのです。
肩周辺の動きが硬くなる時期の拘縮期は、強い痛みは和らぎますが肩の動きが悪くなる拘縮へと移行する時期になります。
また肩を動かした時に痛みを感じたり、動きの悪さから日常生活動作に不自由を感じたりすることも多くみられるのです。
症状が回復してくる時期の回復期は、運動時の痛みや運動制限が次第に改善する時期で、リハビリを積極的に行うことで肩の動きの回復も早くなります。
では、こうした病期を経てどの程度の期間で治るのかというと、患者の状態によって個人差はありますが、約半年~1年程度と言われているのです。
できる限り症状を長引かせないためには、先にも触れましたが早期から1人ひとりの状態に適した治療やリハビリプログラムを行うことが大切になります。
このように患者の状態に合わせたリハビリを実施するためには、患者の姿勢や関節の動き、筋力などを確認して痛みに関連すると思われる問題点を探る必要があるのです。
また、そうして得られた情報を一緒に病期に合ったリハビリプログラムを実施することが肩関節周囲炎改善のポイントになります。
炎症期には、痛みを考慮しながら肩周囲の筋肉や関節包の硬さを防いで、物理療法や肩甲骨の動きを広げる運動、ストレッチなどを少しずつ実施するのです。
拘縮期には、積極的な運動療法で肩関節の動きを広げていくので、個人の仕事やスポーツ特性などに配慮した動作練習やトレーニングを行います。
回復期には、先にも触れましたが積極的な運動療法で肩関節の動きの拡大を目指すために、肩周囲の筋力強化や腕を挙げるための土台となる肩甲骨を安定させるトレーニングなどを実施するのです。
また目標とする活動復帰に向けて、それぞれの特性を踏まえた動作訓練を行いますが、こうしたリハビリは病院以外にも整体や整骨院などの治療院でも受けられます。
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※あくまで健康情報であり、内容について保証するものではありません。