足立区綾瀬 皮下腱鞘切開術の注意点
2017-12-12
バネ指は女性に多くみられる病気?
指を曲げて伸ばそうとすると指がバネのようになってスムーズに伸ばすことができなくなってしまうのがバネ指と言われる症状です。
症状が酷い場合には指が曲がったままになって、反対の手で戻さないと伸びなくなりますし、曲がった指が元に戻る時には痛みを伴います。
女性に多くみられる病気と言われていますが、手先をよく使用する仕事をしている方などは、男性でも症状が発生する可能性があります。
指には腱と呼ばれるヒモがあって、それにより指の曲げ伸ばしができますし、屈筋腱には腱の浮き上がりを押さえるための靭帯性腱鞘と呼ばれるトンネルがあります。
この屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症が発生してしまうと、指の付け根に痛み・腫れ・熱感が生じて、これを腱鞘炎と呼びます。
そして、それが進行すると指にバネ現象が生じるのです。
発症する主な原因としては、先にも触れましたが手の使いすぎで、指の使いすぎによる刺激で腱鞘が肥厚したり、腱が肥大硬化したりすることです。
スポーツや指を酷使する仕事の人にも多くみられると言った特徴がありますし、更年期の女性や妊娠出産期の女性にも多く発生する症状です。
その他にも糖尿病・リウマチ・透析患者にも発生しやすいです。
バネ指の治療法としては保存的療法と手術療法があって、基本的には保存的療法を実施して、改善しない時や再発を繰り返す場合には手術療法が検討されます。
保存的療法としては、シーネ固定も含む局所の安静で刺激を少なくするようにしますし、時には副木を当てて固定することもあります。
また投薬や腱鞘内に局麻剤入りステロイド注射をして症状を抑える薬物療法も行われて、大体3ヶ月以上無症状なことが多く有効です。
しかし、その一方で再発することも少なくありません。
先にも触れましたが、こうした保存療法で治らない時や曲がったまま動かない場合などでは、腱鞘の鞘を開く皮下腱鞘切開術という手術を実施することがあります。
この皮下腱鞘切開術は、切開するのが腱鞘の一部だけなので小さな傷で済みますし、手術後の疼痛や創部痛が少なくて日常生活に早期回復でることが多いです。
その為、通院期間が短くて医療費の負担も軽減されるといったメリットがあります。
ただし、直視下で実施するのでは無いので、手指の正しい解剖や知識がないと血管損傷や神経損傷の可能性があって、その点がデメリットとして考えられます。
それから皮下腱鞘切開術の注意点として、手術中や手術後症状が改善されない時には、観血手術が必要になるということです。
また、指の関節が伸びきれない屈曲拘縮がある人は、手術後症状が改善し指の自由度が改善することで、関節痛がしばらく起こる場合があります。
それから病変腱鞘上の皮下が腫脹している方は、腫脹や疼痛が手術後約1~2ヶ月程度継続する可能性がありますし、透析患者は術後数年で再発する可能性もあります。
このようなデメリットや注意点を十分理解した上で手術療法を受けることも大事なことです。
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