足立区綾瀬 神経が強く圧迫される脊柱管狭窄症
2017-10-24
50歳以上の腰痛の最大原因と考えられる脊柱管狭窄症
背骨の中にある神経が通る空洞の脊柱管が狭くなって、神経が強く圧迫されることで足腰の痛みやしびれが起こる病気です。
ただ厳密には特定の病気を指す病名ではなくて、脊柱管を通る神経が圧迫されて発生する病態を総称するものです。
脊柱管は加齢と伴って狭くなる宿命にあるため、年齢を重ねる程症状が現れやすく、50代から増えはじめて高齢になるほど多くなります。
70歳以上の2人に1人にみられる可能性がある症状で、50歳以上の腰痛の最大原因と考えられています。
脊柱管狭窄症の症状は、神経が圧迫される部位によって、神経根型・馬尾型・混合型の3タイプに分けられてそれぞれ症状が違います。
脊髄の末端にある馬尾から左右に枝分かれした神経の根もとの神経根が、脊柱管の狭窄で圧迫されたタイプが神経根型です。
背骨の左右にひとつずつありますが両方を一度に圧迫されることは稀で、左右どちらかの神経根が障害を受けるので、症状も左右どちらか一方にだけに現れます。
また、この神経根型で特徴的な症状は、長時間立ちつづけたり歩いたりした時に、圧迫された側の腰からお尻・太もも・ふくらはぎ・すね・足裏にかけて強い痛みとしびれが現れることです。
それから、こま切れにしか歩けなくなる間欠性跛行を生じて、少しずつ歩ける距離が短くなってきます。
脊髄の末端にある馬尾という神経の束が圧迫されることで発症するタイプが馬尾型です。
神経根型とは異なり症状が両足に現れて、しびれや痛みなどの様々な異常感覚と間欠性跛行が頻繁に起こります。
それから痛みはそれ程強くないのですが、深刻なのはお尻まわりの症状が多発することで、下半身の違和感が次々と場所を変えて現れます。
最も厄介なタイプが神経根型と馬尾型が合併した混合型で、症状は腰から足にかけての坐骨神経痛や間欠性跛行に加えて、お尻から足裏にかけての痛みやしびれ、異常感覚が起こります。
また、重症化すると排尿・排便障害まで現れることがあって、具体的な症状としては尿が最後まで出きらない、尿意が頻繁になる、尿意がはっきりしない、排便後に拭いたのに感覚がないなどです。
それから歩行時に尿や便がもれ出てくるといったこともありますし、股間のほてりなども起こってしまう可能性があります。
このように重症化しやすいので手術を選択する人も多いです。
最も多いタイプの神経根型は、通常保存療法で治ることが多いですが、馬尾型や混合型は手術を選択するケースが多いです。
それは、馬尾型や混合型に特有の足裏のジリジリ感や肛門のしびれなど異常感覚や排尿・排便障害に関しては、保存療法だけでは改善が難しいためです。
このように脊柱管狭窄症と一口に言っても、タイプごとで起こる症状や発症後の経過・治療がずいぶんと違ってきます。
そのことをしっかりと認識して、発症した場合には病院を受診して、自分がどのタイプなのかを的確に診断してもらうことが大切です。
そして、そのタイプに適した治療を受けることが大事と言えます。
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