足立区綾瀬 膝蓋腱炎の治療
2018-05-15
膝蓋腱が損傷して炎症を起こす膝蓋腱炎
太もも前面の大腿四頭筋の末端部分に位置する腱が膝蓋腱で、膝下の骨である脛骨の上端部分まで伸びて付着しています。
その為、膝蓋靭帯とも呼ばれることがあって、膝の筋肉・靭帯と共に膝の動きや関節の固定・安定などの重要な役割をしています。
しかし、大腿四頭筋が収縮してそれに連なる膝蓋骨・膝蓋腱・脛骨が引っ張られることで膝を伸ばすことができるため、スポーツなどで膝に大きな負荷がかかると膝蓋腱が損傷して炎症を起こしてしまいます。
これを膝蓋腱炎と言いますし、靭帯炎・ジャンパーズニー・ジャンパー膝などと呼ぶこともあります。
大抵の場合は損傷が軽度で小さな断裂が見られる程度で、腱が完全に切れてしまう重症になると膝蓋腱断裂と言います。
発症する原因は、先に触れたように膝を曲げてジャンプことによって、強い力で引っぱられたり伸ばされたりすることが繰り返され小さな断裂などの損傷が生じて炎症を起こすことです。
ランニングで発生するのはジャンプと着地を繰り返しているためで、スポーツ以外にも交通事故などによる衝撃が原因で損傷することもあります。
また、糖尿病や関節リウマチなど全身性疾患の症状のひとつとして発生する可能性もあるのです。
ではどのような人に起こりやすいのかというと、膝の使いすぎで起きるスポーツ障害のひとつということから、ジャンプをする跳躍競技、ボールを蹴る動作やダッシュを頻繁に行うスポーツをする人です。
また、練習やトレーニングでランニングを多く行う競技をしている人も発症しやすいです。
ジャンプやランニングはスポーツの基本的な動きということもあって、多くのスポーツで発症する人が多い障害と考えられます。
年齢的には10~20歳くらいによく見られて、特に骨の成長が一段落する高校生以降の男子で背の高い人に多く見られます。
これは成長期で骨の成長に筋肉の成長が追いつかなくて、筋肉が硬く腱も伸ばされた状態になって、膝の柔軟性が落ちて衝撃の吸収力が低下するためと考えられています。
膝蓋腱炎の治療は、痛みの程度や膝蓋腱の損傷の度合いに応じて様々な治療法が選択されます。
軽度なら安静を保ちながら膝を冷やすアイシングをして炎症が治まるのを待ちますし、テーピングやサポーターで患部を固定する療法も併用して痛みを軽減します。
痛みが強い時には、これらに加えて炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤を用いた薬物療法も行われ、症状が和らいできたら膝関節のストレッチングや筋力トレーニングで筋肉の柔軟性と筋力アップを図ります。
膝蓋腱断裂が起きている場合は、腱を縫合する手術が必要となります。
膝蓋腱炎の予防と再発防止に効果的なのが太もも前面の大腿四頭筋をトレーニングすることで、それにより筋力と柔軟性を高めることで衝撃を吸収して、膝蓋腱への負荷を軽くすることができます。
また運動の前後のウォーミングアップやクールダウン時にストレッチを行うのも予防に効果的です。
痛みが出てきた時には、ストレッチングと運動後のアイシングを徹底して、安静時にはテーピングやサポーターを装着して膝を守ることです。
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