足立区綾瀬 足関節の捻挫
2018-04-15
捻挫は早めの回復を目指して適切な対処を
人間には誰もが関節と認識する肩・膝・足など四肢の関節の他にも、動きが小さいことからあまり目立たない関節が多数あって、背骨を構成する椎骨の間にも関節があるのです。
これらの関節がずれないように間をつなぎ止めて、動きをコントロールする重要な組織が靭帯で、大半の関節は複数の靭帯により様々な方向から支えられているのです。
こうした間接に不自然な外力がかかることで、生理的な可動範囲を超えるような動きを強制された時に発生する外傷があります。
その代表的なものとして、関節を構成している骨と骨の間にずれのない捻挫と、多少なりともずれが生じた脱臼または亜脱臼というのがあります。
捻挫を最も起こしやすい関節は足関節で、靭帯が受けた外力の大きさや方向で伸びたり切れたりして、重傷度を左右するのはそうした靭帯の損傷の程度です。
最も軽症なのは靭帯を構成する線維の一部が切れたり伸びたりするものですが、重症になると複数の靭帯が完全に断裂することもあります。
ただ、このような重症例では靭帯が断裂する際に関節のずれを必ず伴うので、厳密には○○靭帯損傷という具体的な病名がつけられるのが一般的です。
ですから、断裂にまでは至らない程度の靭帯損傷が主病態の外傷で、骨折も伴わないものが捻挫と理解することができます。
発生した時の対処法ですが、大切なことは動かさないと冷やすことで、患部を温めたり揉んだりすることは、症状を悪化させる可能性があるので絶対に行わないことです。
冷やす時には保冷剤を使うと便利ですが、なければ冷却シートや湿布を利用しても良いですが、保冷剤を肌に当て続けると凍傷の危険性があるので、15分ごとに患部を確認する必要があります。
痛みが落ち着いてきたら腫れている部位を圧迫しながら寝転んで足を心臓より高い位置に挙げます。
ただ強く圧迫しすぎると神経が麻痺する危険性があるので、両足の感覚を確認しながら処置をする必要があります。
それから対処法としてテーピングするのも効果的で、痛みや不安感を減らす目的なら踵を固定するだけでも十分効果が得られます。
くせになるとも言われているので発症しないように、また再発しないように予防することが大切です。
その予防法としては、足の下に紙を1枚敷いて足の指を使用してくしゃくしゃにするといった足の指を曲げる筋力をつける運動があります。
また、つま先を上げる筋力をつける運動も予防策になるもので、座った状態で踵を反対の足のつま先の上にのせて、そのままつま先でかかとを押し上げます。
今度はつま先に抵抗を加えない自然な状態で、つま先を上下に最大限大きく上下に動かして、痛みが生じない状態なら徐々に動きを速くして行きます。
それからつま先立ちもおすすめで、つま先立ちと踵立ちの運動を交互に行うと良いです。
スポーツ習慣がない人は、ウォーキングやジョギングから始めたり、自分に適したヒールの高さでフィットした靴を選ぶのも予防につながることです。
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