足立区綾瀬 乳腺炎の対処法
2018-03-30
授乳中のお母さんに発症する乳腺炎
乳房の中で母乳を運ぶ管状の器官が乳腺で、そこに炎症が起きる症状が乳腺炎です。
主な症状としては、乳房や胸の辺りが痛む、乳房に発熱・赤身・しこりなどが出る、乳房が張り硬くなる、母乳の色が黄色っぽくなるなどかあります。
また、頭痛・発熱・関節の痛み・寒気など風邪のひきはじめのような症状が出ることもあって、授乳中のお母さんの約2~10%前後が発症するといわれています。
発症する原因ですが、乳腺炎には急性停滞性と急性化膿性の2つの種類があってそれぞれ異なります。
急性停滞性は母乳が乳房に溜まることが原因で炎症が起きている状態で、その原因のひとつは初めて妊娠出産を経験したお母さんに多いのですが、乳管が十分に開いていないために母乳が出にくくなっている状態です。
2つ目は赤ちゃんの母乳の飲み方で、赤ちゃんの飲む量が少ないとか、飲む力が弱いなどが考えられます。
また母乳の飲み方に偏りがあってアンバランスな場合などにも母乳が溜まってしまうケースがあります。
3つ目は授乳の間隔が一定でないことで、授乳の間隔が乱れると母乳のつくられる量と赤ちゃんが飲む量とのバランスが崩れてしまうからです。
4つ目は、サイズの合わないブラジャーや負担のかかる姿勢をとり続けるなど、何らかの原因でおっぱいが圧迫されていることで引き起こすことがあります。
もうひとつの急性化膿性は急性停滞性の状態が半日から1日以上継続してしまうと、停滞した乳汁が黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌感染が原因で化膿して引き起こされるものです。
高い熱が出たり筋肉痛や悪寒などのインフルエンザに似た症状が起こったりするので、発症した段階できちんと治療やケアをして、完治させておくことが重要となります。
乳腺炎の対処法としては、痛くて母乳をあげるのも辛くなりますが、まずは母乳をしっかりと赤ちゃんに飲んでもらうことです。
辛いからと言って母乳からミルクに替えてしまうと、母乳が溜まって痛みの増大や症状の悪化へつながる可能性があるので、しっかり飲んでもらいおっぱいを空にすることが重要です。
母乳の出が悪い時には授乳前にマッサージをすることも対処法として効果的です。
バストを持ち上げるようにしたり脇から乳頭にかけてさすったりすることで乳輪や乳首を圧迫すると乳管の開通に効果が期待できるのです。
このようなセルフマッサージも良いですが、もし可能ならば熟練の助産師さんに正しいマッサージ方法を指導してもらうことがベストです。
発症することで起こる熱や痛みに対しては薬の服用することで、軽減することが可能なので対処法として実施するのもおすすめです。
授乳中に薬を飲んでも大丈夫と心配になりますが、薬の中には授乳中でも服用できるものもあるので、現在授乳中であることや授乳を中断したくないことを伝えて、病院で薬を処方してもらうと良いです。
ちなみに、薬局やドラッグストアでも薬を購入することができますが、適切な診察に基づいて処方されることが望ましいので、病院を受診して薬を処方してもらうのがおすすめです。
足立区綾瀬 乳腺炎の対処法なら、「田中カイロプラクティックセンター綾瀬整体院」にお任せください。