足立区綾瀬 伝音難聴と感音難聴
2018-02-03
突発性難聴は正確な診断と早い適切な治療をすると治すことが可能
難聴には伝音難聴と感音難聴があって、伝音難聴は外耳・中耳の病気で内耳は正常な状態で、代表的なものとしては耳垢栓塞・外耳円・慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎などがあります。
もうひとつの感音難聴は、内耳の病気で外耳・中耳は正常な状態で、代表的なものに突発性難聴・老人性難聴・職業性難聴・メニエール病などがあります。
このように感音難聴に分類される突発性難聴とは、何の前触れもなくある日突然耳が聴こえなくなってしまう病気で、発症する原因や病態などについては未だに不明です。
また、一般的に感音難聴は治療困難と言われているのですが、この突発性の難聴に関しては正確な診断と早い適切な治療をすることで治すことが可能です。
発症する原因については、先にも触れたように現在のところ確実な原因は不明ですが、現在の研究段階で2つの説があります。
そのひとつは、毛細血管の血流が妨げられて、内耳に血液が十分届かないために機能不全を引き起こすという内耳循環障害説です。
もうひとつは、地域や時期によって流行性があるウイルス感染が原因と考えられる説です。
ちなみに、老人性難聴と違って家族傾向や遺伝傾向の要素はないです。
それから先にも触れましたが正確な診断と適切な早期治療が重要で、発症してから約48時間以内に治療をすれば聴力が改善する方が多くて、1週間以上超えると治療をしても改善が困難な場合が多いと言われています。
また、1ヶ月以上経過しているときわめて治療困難と考えられていて、治療開始時期によってその後の症状に大きな差異が生じると考えられます。
ですから、聞こえなくなったと症状を自覚した時には、速やかに設備の整った病院や耳鼻咽喉科専門医の診断を受けることが大事です。
ただ統計的には適切な治療を実施しても、難聴が完治するのは約3分の1で、後の3分の1は改善するが難聴・耳鳴りなどの後遺症が残って、残りの3分の1は改善しないと言われています。
また、突発性の難聴については内耳の血液循環不全が病態なので、手術など外科治療で聴力が改善することは望めません。
病院でのスタンダードな治療法としては、ステロイドホルモンの漸減療法を血漿増量剤の点滴と組み合わせて実施されます。
また、それと同時にビタミン溶液やATP製剤溶液なども加えられることがあって、毎日点滴をする治療を大体7~10日間施行して、自覚症状と聴力検査による評価をしていきます。
この治療を行っても聴力の回復が見込めない時には難治性と考えられて、特殊な治療方法として高圧酸素療法や星状神経節ブロックなどが検討されます。
治療で注意することは、ステロイド治療で血糖値が上昇して、糖尿病が急性に増悪する可能性があることです。
その為、糖尿病と言われた人や糖尿病治療を受けている人は、内科の医師による血糖値のコントロールを同時に実施する必要があります。
また、妊娠中や授乳中の人に発症する場合もあって、そのような時は安全な薬剤を用いる必要が有るので、産婦人科医と耳鼻咽喉科医の充分な連携が必要です。
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