足立区綾瀬 リスフラン靭帯損傷
足の甲に異常を感じる時はリスフラン靭帯損傷かも?
リスフラン関節は日本語でいうと足根中足関節で、医療業界では足部と言われる一部の関節のことです。
ちなみに、この足部というのは足首から足先までのことを指しています。
リスフラン関節には小さな骨が足部に集中していて、それを補強するためにリスフラン関節靱帯をはじめとして小さな靱帯・関節包・筋肉などの軟部組織が存在しています。
その為、人間の体の中でも故障しやすい場所でもあって、リスフラン関節靱帯が傷害をうけることをリスフラン靱帯損傷と言います。
引き起こしてしまう主な原因として考えられていることは、つま先から体重がかかる着地をするようなスポーツで起こりやすいです。
具体的には、フィギュアスケーター・サッカー選手・マラソン選手などに多く見られる疾患です。
ただハイヒールを履いた女性が重い荷物を持って歩くなどにより、一般の方でも起こる可能性がある疾患でもあります。
主な症状としては、つま先立ちになると足の甲が痛い・足の甲の腫れ・足の甲を押すと痛いなどが特徴で、ポイントになるのは足の甲です。
足首の捻挫と勘違いされることも少なくありませんが、足の甲に痛みなどの症状がみられる場合は、リスフラン靱帯損傷の可能性があるので注意が必要です。
リスフラン靱帯損傷を発症した際の治療方法としては、主に保存療法が選択されて、ギプスによる固定をして体重がかからないように松葉杖による歩行を概ね1ヶ月程度行います。
もちろん、この期間では単に安静にするだけではなくて、ギプスで固定をしている方の足は筋肉を使用していないので、筋力低下や筋委縮・筋膜のトラブルなどが起こりやすくなるために、しっかりとリハビリも必要になります。
ギプスによる固定をして松葉杖を使用するといったことが長期間続くと、廃用症候群が起こりやすくなって、この廃用症候群を予防していくことが固定期間に行うリハビリの主な目的となります。
具体的なリハビリ方法としては、ベッド上などで筋力トレーニングや筋筋膜の柔軟性を調整していくことが必要です。
また、松葉杖を使用することによりケガをした方の足とは逆の足にも大きな負担がかかるので、ケガをした方の足だけではなくてその他のケアもすることが大切です。
それからギブスによる固定期間が終了した後は、無理することなく少しずつ体重をかけていく練習をします。
それによってリスフラン関節周囲の筋膜・筋肉・皮膚などの軟部組織を、元のような柔軟性にしていくように調整をしていきます。
また、ケガによって足のアーチが崩れている可能性も考えられるので、アーチを保たせるまたは改善させるトレーニング及びケアが必要になります。
いずれにしても聞き慣れない方が多い疾患ですが、早期に診断を受けて早期に治療を開始することによって経過も良好になるのです。
先にも触れましたが足首の捻挫と間違われやすいので、足の甲に異常を感じるようならすぐに専門医を受診することが大事です。
治療が遅れると手術が必要になるケースもあるので注意が必要です。
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