足立区綾瀬 産後の恥骨の痛み
2019-02-03
産後の恥骨の痛みが長引く場合は
骨盤の一部でおへそから下に向けて触っていくと股の上あたりで触れる骨の恥骨が、妊娠後期から産後にかけて痛みを生じることがあります。
妊娠後期から産後の恥骨の痛みといっても、下腹部・会陰・腰・足の付け根・太もも・足に痛みが広がるなど、様々な場所に痛みが現れるのです。
また痛みの感じ方も人によって違いがあって、ズキズキやジンジンとした痛み、刺すような痛み、鈍痛やビリビリするような痛みなどいろいろとあります。
痛みは横になろうとする時、仰向けから起き上がろうとする時、寝返りを打とうとする時などに生じて、症状が酷くなると激痛により歩行困難に陥ることもあるのです。
妊娠中には骨盤を締めている靭帯を緩める働きがあるリラキシンというホルモンが分泌されて骨盤が開きます。
これはお腹の中で成長する赤ちゃんのスペースを確保するためであり、出産時に赤ちゃんがスムーズに出てこられるようにするためです。
しかし骨盤周辺の靭帯は恥骨ともつながっているため、リラキシンで恥骨周りの靭帯も緩むと赤ちゃんの重みが恥骨にかかって痛みを感じます。
こうした状態が解消しないと出産後も恥骨の痛みが続きますし、歪みによって骨盤が前に傾いてしまうことにより、新たな痛みを発症することもあるのです。
妊娠後期から産後の恥骨の痛みは、このようにホルモンによる影響が主な原因で発生します。
ちなみに、個人差はありますが産後1ヶ月までには痛みが治まることが多くて、長い場合でも産後6ヶ月までには痛みがなくなることが多いです。
ただ何もしないでそのまま放置すると痛みが長引くことがあるので、1ヶ月検診の際に痛みがある場合は医師に相談すると良いでしょう。
また歩行困難なほどの痛みを感じたり、痛みが強くなったりするようなら、恥骨離開や恥骨炎の可能性もあるので1ヶ月検診を待たずに受診することが大切です。
産後の恥骨の痛みの治療や解消法としては、骨盤を締めるコルセットのような骨盤ベルトを使用して骨盤を固定する方法があります。
この骨盤ベルトは産婦人科でも取扱っているので、使用する場合には正しい着け方などを指導してもらう必要があるのです。
それは着け方を間違えると恥骨に負担をかけてしまうからで、市販されているものもあるため自身に適したものを選ぶと良いでしょう。
猫背など姿勢が悪いと恥骨に負担がかかって痛みが強くなるので、姿勢を良くすることを心がけることも大事で、椅子に座る時は背筋を伸ばし骨盤を立てるようにすると恥骨への負担が軽くなるのです。
また寝る時は左半身を下にして横向きになって、下側の足を伸ばし上側の足を曲げるといった体位がおすすめで、そうすると痛みを和らげることができます。
それから、歪みで痛みが生じていることもあるので、左右どちらかに負荷が偏ることは良くないので、足を組んだり斜めに座ったり、荷物などを片方だけに持つことは避けて、左右バランスよく体を使うことです。
それ以外にも無理のない範囲でストレッチを行うことや、体を温めて血行を良くすることも対策になります。
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※あくまで健康情報であり、内容について保証するものではありません。